元祖高級アイスクリームとして、日本中の家庭で愛されているレディーボーデン。しかし、最近では「味が変わった」「まずくなった」などの声も聞かれます。
昭和世代にとって衝撃的な美味しいアイスクリームだったレディーボーデンは、令和の時代となった現在、本当に「まずい」と言われるようなアイスクリームとなってしまったのか?
結論をいえば、レディーボーデンは今もなお美味しい濃厚なアイスクリームとして人気の商品です。
しかし、製造会社変更による昔と今の味わいの違いや、高級アイスクリーム市場におけるライバル商品との比較などから、レディーボーデンの口コミ・レビューの中には「まずい」といった悪い評価もあります。
本記事では、口コミ・レビューの検証結果からレディーボーデンのリアルな評判をお伝えするとともに、昭和から令和へと時代を越えて愛され続けるアイスクリームの人気の秘密も解説します。
さらに、現在のレディーボーデンのおすすめ人気ランキングも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
- SNS上におけるレディーボーデンの口コミやレビューでの評判は?
- 令和のレディーボーデンを昭和世代が実際に食べてみた評価は?
- 昭和世代向けのレディーボーデンのおすすめ人気ランキングは?
レディーボーデンがまずいは言い過ぎ! 元祖高級アイスクリームのリアルな評判
レディーボーデンの評判は、SNSなどを通じてさまざまな口コミやレビューを知ることができます。それらの味わいなどの評価とともに、私自身が約30年ぶりにレディーボーデンを食べてみたリアルな感想もお伝えします。
良い口コミ・レビュー
まずは、レディーボーデンに関するSNS上の良い口コミ・レビューから、代表的な意見を紹介します。
【X(旧:Twitter)上の評価】
SNS上の悪い口コミ・レビューの評価をまとめると、以下のとおりです。
- 結局、レディーボーデンが一番美味しい
- ハーゲンダッツよりも安く買える
- レディーボーデンは憧れのアイスクリーム
もっとも目立った意見は、レディーボーデンは昭和世代の憧れのアイスクリームであり、大人になった今でも美味しいということです。レディーボーデンは昔も今も食べる人を幸せにする贅沢なアイスクリームであることが投稿内容から強く伝わりました。
悪い口コミ・レビュー
次にレディーボーデンに関するSNS上の悪い口コミ・レビューから、代表的な意見を紹介します。
【X(旧:Twitter)上の評価】
SNS上の悪い口コミ・レビューの評価をまとめると、以下のとおりです。
- 昔のレディーボーデンと味が変わった
- ハーゲンダッツの方が美味しい
- 美味しいアイスクリームの印象が強すぎる
悪い口コミやレビューは少ないものの、その中でも多かったのは「昔と比べて味が変わってしまった」という意見です。また、レディーボーデンが他では味わえない圧倒的な美味しさだった頃と比較して、ライバル商品が増えた現在では、その差が目立ちにくいことも評価に影響を与えている印象を受けました。
30年ぶりにレディーボーデンを食べたリアルな評価
SNS上の口コミやレビューをみると良い意見も悪い意見も、子供の頃に食べたレディーボーデンに対する投稿者の深い思い入れが伝わります。これらの意見も踏まえて、私も30年ぶりにレディーボーデンを食べてみました。
結論から言えば、「レディーボーデンは今も昔も美味しい!」です。ただし、子供の頃と同じように美味しさに感動することはありませんでした。それはレディーボーデンがまずくなったのではなく、ハーゲンダッツなどのライバル商品も多くなった中で、昔ほどの圧倒的な美味しさではなくなったからでしょう。
しかし、昭和世代にとってレディーボーデンは、今も変わらない特別なアイスクリームであることに変わりありません。子供の頃の美味しい記憶は色あせることなく、強烈な印象として残っています。
美味しいレディーボーデンが「まずい」と言われる3つの理由
レディーボーデンのSNSの声を中心とした口コミ・レビューや実際に私が食べてみた感想をまとめると、主に「まずい」と言われる背景には下記の3つの理由があります。
- メーカー変更に伴う昔と今の味わいの違い
- 高級アイスクリームのライバル商品との比較
- 子供の頃に食べた美味しい記憶とのギャップ
具体的に3つの理由について解説していきます。
メーカー変更に伴う昔と今の味わいの違い
昭和の頃に食べたレディーボーデンは、アメリカのボーデン社とライセンス契約を結んでいた明治乳業株式会社(現:株式会社明治)が製造していましたが、1994年からは株式会社ロッテにメーカーが変わっています。
それに伴い、アイスクリームの原材料が一部変更されたため、昔のレディーボーデンとの味わいの違いに「まずい」と感じた人がいたのでしょう。
しかし、現在のレディーボーデンは、北海道産の脱脂濃縮乳や生クリームを使用することにより、濃厚で豊かな味わいは大きく進化しており、昭和の頃よりもまずくなることは考えられません。
高級アイスクリームのライバル商品との比較
令和の高級アイスクリーム市場は、昭和のレディーボーデン一強時代とは異なり、ハーゲンダッツをはじめとする多くのライバル商品も数多く発売され、美味しさのレベルも格段に向上しています。
そのため、レディーボーデンを「まずい」と感じるのは、ライバル商品と比較して好みが合わないなどの理由が考えられます。
また、雪見だいふくなどの一般的なアイスでもプレミアムと称した高価格の商品が発売されるなど、高級アイスクリームの特別感がなくなったことも否定できません。
子供の頃に食べた美味しい記憶とのギャップ
子供の頃に食べたレディーボーデンは、特別に美味しかった記憶があります。だからこそ、普通に美味しい程度の味わいでは満足できず、当時の記憶とのギャップから「まずい」と感じてしまうことがあります。
私自身は初めてレディーボーデンのバニラを食べたときの濃厚でクリーミーな味わいの衝撃が忘れられず、そのときに感じた美味しさを上回るアイスクリームに出会ったことはありません。
しかし、アイスクリームの素材や技術の進化からも、昭和と令和のレディーボーデンを比較したら食べるまでもなく、美味しいのは令和のレディーボーデンであることは明らかでしょう。
昔も今も美味しいレディーボーデンの人気の秘密を探ってみた!
元祖高級アイスクリームとして、昭和の時代から令和に至る現在までレディーボーデンが愛され続けているのには以下の3つの秘密があります。
- 高級アイスクリームの歴史を作った信頼と実績
- 最大のライバル商品ハーゲンダッツよりもお手頃な価格設定
- 昭和世代は忘れられない贅沢なアイスクリームの美味しい記憶
これらの3つの秘密は、前述したレディーボーデンが「まずい」と言われる3つの理由と比較すると密接に関係していることがわかります。ここでは、レディーボーデンの人気の秘密を探っていきます。
高級アイスクリームの歴史を作った信頼と実績
レディーボーデンは現在販売されている高級アイスクリームの中で最も長い歴史を持ち、その信頼と実績は他の商品と一線を画します。
競争の激しいアイスクリーム市場の中で淘汰されることなく、今もなお販売が続いている事実は、レディーボーデンの人気の高さと美味しさを証明するものです。
レディーボーデンがアメリカのボーデン社と明治乳業の共同開発商品として発売されたのは1971年。それから50年以上、お客様から愛され続けている高級アイスクリームは他にありません。
最大のライバル商品ハーゲンダッツよりもお手頃な値段設定
レディーボーデンの最大のライバルとして思い浮かぶのは、令和の高級アイスクリームの定番ハーゲンダッツでしょう。
レディーボーデンとハーゲンダッツの100ml当たり値段を比較すると、大手スーパーではハーゲンダッツと約2~3倍の価格差があり、レディーボーデンの方がだいぶお手頃な値段で購入できます。
物価上昇が激しく嗜好品には手が出しにくい現在、昭和世代の憧れレディーボーデンが比較的手に取りやすい高級アイスクリームとなっているのは嬉しい事実です。
昭和世代は忘れられない濃厚アイスクリームの美味しい記憶
これまでお伝えしたように昭和世代にとって、子供の頃に味わったレディーボーデンの濃厚アイスクリームの美味しい記憶は、他の商品には代えがたい特別なものです。
どれほど高級なアイスクリームが新しく発売されても、子供の頃に食べたレディーボーデンの美味しい記憶を超えることは難しいでしょう。
なぜなら、レディーボーデンが食後のデザートとして並んだ昭和の食卓は、家族と一緒に過ごした忘れられない幸せな記憶でもあるからです。
【2024年版】昭和世代に食べてほしい!レディーボーデンのおすすめ人気ランキング
昭和世代にはレディーボーデンのフレーバーと言えば、バニラやストロベリーくらいしか思い浮かばないのではないでしょうか。
しかし、レディーボーデン公式サイトでは、なつかしい定番フレーバーから期間限定の最新作まで、全10種類の豊富なフレーバーが紹介されています(2024年9月現在)。
そのため、ここでは商品選びに迷わないように、昭和世代の私が選んだレディーボーデンのおすすめ人気ランキングを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
レディーボーデンのカップタイプは、大容量サイズのパイント(470ml)と食べきりサイズのミニカップ(120ml)の2種類が販売されているため、Amazonや楽天市場などのネット通販で購入する際は、サイズを間違えないように注意してください。
第1位:レディーボーデン・バニラ(パイント・ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第1位は、濃厚でクリーミーな味わいで高級アイスクリームの原点にして頂点の「レディーボーデン・バニラ」です。
レディーボーデンのフレーバーの中で、唯一パイントとミニカップの両サイズが販売されており、昔から変わらない不動の人気フレーバーであることがわかります。
ネットの口コミやレビューでも、数ある新しいフレーバーよりも「やっぱりバニラが一番美味しい」との声が多いことからも、昭和世代には外せない王道フレーバーでしょう。
第2位:レディーボーデン・ストロベリー(パイント)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第2位は、ほのかな酸味とたっぷりの果肉の美味しさで昭和の時代から圧倒的な支持を集める「レディーボーデン・ストロベリー」です。
バニラと同様に濃厚さもありながら、ストロベリー特有の芳醇な香りと適度な甘さから、暑い夏にサッパリ食べたい方に向いています。
これまでに「大人のひととき ストロベリー」「贅沢3種のストロベリーマッチ」など期間限定のミニカップが販売されており、ストロベリーが主役となるフレーバーの人気の高さが窺えます。
第3位:レディーボーデン・プレミアムミルク(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第3位は、日本発売50周年を記念して発売された「レディーボーデン・プレミアムミルク」です。
国産乳原料100%の素材にこだわり、高級アイスクリームをプレミアム仕様にするという究極の差別化によって、さらに贅沢な味わいのレディーボーデンが楽しめます。
はじめてレディーボーデンを食べた感動の日から長い年月が流れ、この令和の時代に進化したレディーボーデンの美味しさを体験するには最適の逸品と言えるでしょう。
第4位:レディーボーデン・クッキー&クリーム(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第4位は、アイスのフレーバーとしては型破りの存在として驚きを与えた「レディーボーデン・クッキー&クリーム」です。
クッキー&クリームの元になったのは、これも昭和世代にはなつかしいクッキーのオレオと言われています。黒いオレオを砕いて白いアイスクリームと混ぜた白黒の見た目のアイスが一般的にクッキー&クリームと呼ばれるようです。
レディーボーデンをはじめて食べたときと同様に、クッキー&クリームのフレーバーが登場したときもその美味しさに衝撃を受けた昭和世代も多いのではないでしょうか。その味わいをレディーボーデンで贅沢に満喫することができます。
第5位:レディーボーデン・グリーンティー(パイント)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第5位は、苦みや渋みが少なく爽やかな抹茶風味を味わえる「レディーボーデン・グリーンティー」です。
子供はバニラやストロベリーのような濃厚な甘い味わいを好むものです。そのため、少し苦い味の印象がある抹茶系のフレーバーは子供からは避けられることも少なくありません。
大人になると味覚も変わり、抹茶系の味わいを好む人は増えてきます。子供の頃には理解できなかったアイスクリームと抹茶の相性の良さをあらためてレディーボーデンで確かめてはいかがでしょうか。
第6位:レディーボーデン・チョコレートチップ(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第7位は、濃厚なチョコレートアイスに贅沢にチョコレートチップを使用した「レディーボーデン・チョコレートチップ」です。
昭和世代にとって、チョコレートチップはお菓子の革命を起こした発明の1つ。ザクザクとした心地良い食感はチョコレートアイスクリームの美味しさをさらに際立たせてくれます。
数あるレディーボーデンのフレーバーの中でも、チョコレートが好きの方なら選んで間違いなし。他のフレーバーにすればよかったとは思わせない、圧倒的なチョコレートの魅力がぎっしり詰まっています。
第7位:レディーボーデン・チョコレート(パイント)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第5位は、バニラ・ストロベリーと並ぶ定番フレーバーの「レディーボーデン・チェコレート」です。
程良いビター感と甘さの中に昭和の頃に食べた懐かしい味わいを残しながら、定番フレーバーならではの安定した美味しさを堪能できます。
なお、大容量のパテントサイズで販売されているのは、すでに紹介したバニラ・ストロベリー・グリーンティーと本商品の4種類のみ。子供の頃にできなかった大容量カップの大人食いができるのも魅力です。
第8位:レディーボーデン・コーヒー(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第8位は、コロンビア産の厳選されたコーヒー豆を使用した「レディーボーデン・コーヒー」です。
コーヒーの豊かな香りがしっかりと再現されており、深いコクと程良い苦味の中にまろやかなミルク感もあるため、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる味わいになっています。
レディーボーデンのフレーバーの中では、大手スーパーなどの取り扱いが比較的少ないため、コーヒー好きで味わいを試したい方は、Amazonや楽天市場のネット購入も検討してください。
第9位:レディーボーデン・ご褒美ごこち イタリア栗のモンブラン(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第9位は、2024年9月に発売された期間限定の新作「レディーボーデン・ご褒美ごこち イタリア栗のモンブラン」です。
本商品はレディーボーデンの豪華版として発売された「ご褒美ごこち」シリーズの1つ。濃厚で甘みの強いイタリア産のマロンを使用した深みのある味わいは、モンブラン好きの方も納得のクオリティとなっています。
通常のレディーボーデンよりも40~50円程度高い価格設定ですが、味わいだけでなくパッケージからもその値段に見合った高級感が漂う大人のためのアイスクリームです。
第10位:レディーボーデン・ご褒美ごこち キャラメルショコラケーキ(ミニカップ)
レディーボーデンのおすすめ人気ランキング第10位は、第9位のイタリア栗のモンブランと同時発売された期間限定の新作「レディーボーデン・ご褒美ごこち キャラメルショコラケーキ」です。
甘くて香ばしいキャラメルに程良いショコラの苦味がアクセントになった味わいは、アイスクリームとして絶妙なバランスに仕上げられています。
キャラメル×ショコラは甘党の方にはたまらない組み合わせであり、想像を超える至福の美味しさとなっているため、販売終了前にぜひ味わいを楽しんでください。
結論:レディーボーデンはお手頃な値段で買える美味しいアイスクリーム!
SNSなどのネット上の意見を調査した結果、レディーボーデンが「まずい」などの悪い評価もありますが、全般的には「美味しい」などの良い評価が多くを占めていることがわかりました。
悪い評価の中には、日本発売から50年以上の長い歴史があることから「昔と比べて味が変わってまずくなった」と指摘する声もあります。しかし、アイスクリームの素材や技術の進化を考えれば、昔より今のアイスクリームの味わいが劣化したとは到底言えません。
また、ハーゲンダッツなどの高級アイスクリームのライバル商品が増えたことで、レディーボーデンの特別感が薄れてしまったことも評価にはマイナス要因になったと考えられます。
一方で良い評価には、レディーボーデンは昔も今も変わらない美味しいアイスクリームであり、ハーゲンダッツと比較してお手軽な値段で購入できる点が支持される理由としてありました。
そして何よりも大きなポイントは、悪い評価も良い評価も総じて、子供の頃に食べたレディーボーデンの思い入れの深さが影響していることです。それだけ、レディーボーデンは私を含めた多くの昭和世代にとって特別なアイスクリームなのでしょう。
大人になってからレディーボーデンの食べる機会がなくなってしまった方は、本記事を参考にして最新のレディーボーデンをぜひご賞味ください。