3級の壁に挑戦!ゲームをやらなくなった中高年が将棋ウォーズにハマった話

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最後にハマったゲームは、プレイステーションの名作「ファイナルファンタジーⅦ」。2020年にリメイク版が話題になったが、初代の発売は1997年で30年近くも前のことだ。

それから現在に至るまで、まったくゲームをやらなかった訳ではない。ドラゴンクエストのような超大作が発売された時には、仕事が落ち着いたらゆっくり楽しもうとソフトも購入していた。

しかし、いざゲームをやろうとすると明日の仕事が気になってやる気がおきない。ゲームをクリアする集中力も続かない。そんなことを繰り返しているうちに、いつしか中高年と呼ばれる年齢となり、完全にゲームにハマれない身体になってしまった。

そんなゲームにハマれない中高年の私が、約30年ぶりに熱中しているゲームがある。それがスマホアプリの「将棋ウォーズ」だ。「将棋ウォーズ」には、やる気も集中力も失われた中高年の心を熱くさせる魅力がある。3級の壁に何度阻まれても、熱が冷めることなくやり続けてしまう魅力とはいったい……

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目次

ゲームをやりたくてもやれない中高年の憂鬱

中高年になったことで、ゲームに対する興味が失われたわけではない。ゲームに熱中したい気持ちはあるのに、それができなくなっている。それは年齢とともにゲームをやる気力や体力を失ってしまったからだ。

中高年がゲームから離れてしまうのには、もう一つ大きな理由がある。それは今のゲームの進化がすごいこと。最新ゲームは、実写のような美しさでストーリーや音声なども映画を見ているようなスケール感。もはやゲームとは言えないレベルになっている。

しかし、ドット画とピコピコ音のシンプルなゲームに慣れ親しんだファミコン世代からみると、最新ゲームは「これじゃない感」が強い。中高年にとって、今のゲームは気軽に楽しめるものではなくなってしまった。

それでも、私にはゲームに熱中してみたい気持ちだけはあった。そこで興味を惹かれたのが「将棋ウォーズ」。名前にウォーズと付いているが、ミサイルを発射したり、爆弾を仕掛けたりする訳ではない。シンプルなスマホアプリの将棋ゲームだ(プラウザ版も有)。暇つぶし程度の軽い気持ちでアプリをダウンロードした私は、その魅力に見事にハマった。

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中高年向けゲームの理想形「将棋ウォーズ」の5つの魅力

なぜ、ゲームをやりたくてもやれない中高年だった私が「将棋ウォーズ」にハマることができたのか? それは、中高年にとって理想的な5つの魅力があったからだ。

歴史の長い中高年に人気のゲーム

将棋は日本人が古くから親しんでいる伝統的なゲームで、特に中高年に人気の高いゲームだ。本格的に将棋を学んだことはなくても、基本的なルールくらいなら知っている人も多いのではないか。

レジャー白書2023」(日本生産性本部・編集発行)によると、2022年の将棋人口は約460万人、将棋と並んで人気の高い囲碁は約130万人とのこと。将棋は囲碁の3倍以上の競技人口を誇っており人気の高さが窺える。

若き天才藤井竜王・名人など将棋の話題がニュースで取り上げられることも多く、今後も将棋人気はしばらく安泰と思えることから、老後に向けての趣味の1つとしても最適だ。

中高年でも覚えられる簡単なルール

将棋を覚えるのは難しいと思っている方もいるかもしれないが、意外とルールは簡単だ。最終的に相手の王将を取ればいいだけである。

もちろん、将棋の駒ごとに動ける範囲が異なるなど覚えなければいけないことは多いが、最近の複雑なゲームを覚えるよりは遥かにハードルが低く、初心者でも安心して始められる。

そもそも「将棋ウォーズ」では、ルール上で指せない手は指すことができない。対局をしているうちに自然とルールも覚えることができるから、将棋の本や説明書を読む必要もない。

集中力が切れずに短時間で楽しめる

プロ棋士が差す将棋の対局では、一手指すのに1時間以上の長考をすることもよくある。そのため、将棋は時間が掛かるゲームの印象もあるが「将棋ウォーズ」ではその心配はいらない。

「将棋ウォーズ」の対局は3種類のモードがあるが、もっとも対局時間が長くなる『10分切れ負け』の対局でも最大で20分を超えることはない。そのため、集中力が続かない中高年にはちょうど良い対局時間で楽しめる。

また、無料で楽しめるのは1日3局までのため、課金さえしなければダラダラ続けることもない。ゲームにハマりたいけど、ハマり過ぎるのが心配な人にもおすすめだ。

ゲームをしながら頭の体操ができる

将棋は相手の戦略を読みながら、次の一手を考えるために頭を使う。これは頭の体操として認知機能の向上にも効果が期待できるらしい。

認知症の進行を予防するために将棋を取り入れている高齢者施設もあるという。ゲームをしながら頭を鍛えられるのであれば、記憶力の衰えが気になる中高年には見逃せない話だ。

また、頭を鍛えるだけでなく、短時間で気分転換をすることもできる。個人的には「将棋ウォーズ」をするとモヤモヤしていた頭がスッキリした。

オンライン対局で段位を目指せる

将棋ではなく「将棋ウォーズ」の最大の魅力といえば、オンラインでユーザー同士が対局をして勝利を収めていけば段位認定してもらえることだろう。

オンラインを通じて人間相手に勝負をするのは、AI相手よりも圧倒的に面白い。人間らしいミスをして、勝つこともあれば負けることもある。その積み重ねで棋力がつき段位を目指せるようになると、さらに「将棋ウォーズ」にハマっていく。

いまだにインターネットに対して拒否反応を示す中高年は少なくないが、基本的にオンラインで行うのは将棋だけ。相手と会話をするようなことはないので、コミュニケーションが苦手な人でも問題はない。

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3級の壁に挑戦!小さな目標が中高年の心を熱くする

そんな中高年にとって魅力あふれる「将棋ウォーズ」をやり始めてから約1年。将棋の知識は駒の動かし方の基本がわかる程度だったが、ほぼ毎日3局を続けた結果、レベルは4級まで昇級した。

知識も体力も衰えが気になる年齢になって、少しずつでもレベルアップを感じる瞬間があるのが嬉しい。実際に若い頃の自分よりも確実に将棋は強くなっていることが実感できる。

しかし、「将棋ウォーズ」は3級の壁が高すぎてなかなか突破することができない。恐らく3級前後が将棋の勉強をせずに到達できるラインのようで、そのギリギリのところで一進一退を繰り返すことに熱くなっていく。

正直なところ、かつてドラゴンクエストやファイナルファンタジーにハマった頃のような熱量はない。ただ、程良い熱さでゲームに没頭できる瞬間を作ってくれるだけで意味がある。

中高年にとって、小さなことでも熱中できるものがあるのは大切だ。これから3級以上を目指して本格的に将棋を学んでみようと思えたのは、「将棋ウォーズ」が若い頃のゲーム熱を呼び起こしてくれたからだろう。

実は中高年と呼ばれる年齢になってから、もう一つハマったゲームがある。それがニンテンドースイッチのリングフィットアドベンチャー。
ただし、「将棋ウォーズ」とはやり始めた理由に大きな違いがある。それは「ゲームにハマりたい!」ではなく、「運動不足を解消したい!」だったことだ。プレイステーション2以来のハード購入もして、リングフィットアドベンチャーをやってみた結果はどうだったのか? 答えは「ゲームってすごい!」 詳しくは下記の記事で。

結論:中高年でもハマるものがあればレベルアップできる

徹夜して超大作のロールプレイングゲームをクリアするような気力も体力も、残念ながら多くの中高年には残っていないだろう。

ただし、現在「将棋ウォーズ」にハマった結果分かったことがある。年齢を重ねた自分に合ったゲームに出会えれば、十分にゲームの世界にハマれることだ。

年齢関係なく熱中することで、向上心が沸く。たかがゲームと侮るなかれ、エナジードリンクよりもずっと効果的なやる気が出てくる。ゲームが上手くなっていく過程で、アドレナリンがドバドバ放出される感じだ。

ゲームにハマれば中高年でもレベルアップできる。成長を実感できるものは何でも楽しい……結論はそんな話。

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