50歳を迎えた中高年の悩みとは?一般人は芸能人よりも歯が命かもしれない話

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50歳にもなれば、身体のあちこちにボロが出てくる。
五十肩に加えて、間接がいちいち痛いし、ちょっとしたキズでも全然治らない。
ついに老眼も始まってきたのかピントが合うまで時間も掛かるようになった。

そんな数ある老化現象のなかでも、最も深刻なのが歯だ。
食事が美味しくなくなるし、常に口のなかに違和感がある。
何よりも本格的に治療すると莫大な金がかかるから、根本的な解決も難しい。

30年以上前に東幹久と高岡早紀が芸能人は歯が命なんていうCMが流行ったが、一般人でも歯は大事だ。白くなくてもいいから健康な歯が大事。その思いが年を重ねるに連れて大きくなっていたある日、歯を抜歯しなければならなくなった。

さて、インプラントかブリッジか、それとも部分入れ歯かと、中高年が悩んだ結果……

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目次

50歳を迎えて歯が1本なくなった

50歳になる少し手前から、左下の奥歯が浮いているような感覚が続いていた。

歯医者の定期検診では様子見という判断だったが、違和感がなくならないまま半年以上が過ぎたとき、その歯の近くに口内炎が発生。歯医者に行ってレントゲンを撮ったら、すぐに抜歯ということになった。

「おいおい様子見って言ってたけど、誤診だったんじゃないの?」という不満を抱きつつも、今更どうにもならない。セカンドオピニオンも考えたけれど、なんだか気力もなくなって仕方なく抜歯を決行した。

インプラントは高すぎる問題

抜歯をした場合の主な選択肢は3つ。
治療費が安い順に言うと、一般的には部分入れ歯・ブリッジ・インプラントの順になる。

ブリッジの場合は両サイドの歯にも被せ物を使用しなければならないので、保険外で治療するとインプラント並みの高額になるが、保険適用ならだいぶ安く済む。しかし、奥歯の場合は白い歯ではなく金歯になるので見た目が悪い。

先生の話では、部分入れ歯もブリッジも両サイドの歯に負担を掛けるので、おすすめはインプラントだという。
しかし……だ。インプラントに保険適用はない。提示された金額は諸経費込みで1本60万。一般的な歯医者の相場よりもやや高めといったところか。

インプラント治療は中高年でも大丈夫なのか?

正直なところ、抜歯が決まった段階ではインプラントに心は傾いていた。金の問題ではなく、部分入れ歯にしても金歯のブリッジにしても見た目が悪すぎるからだ。

しかし、インプラントは「顎の骨にドリルで穴を開けて……」なんて聞くと、そうそう決断はできない。なぜなら、私はちょっとしたキズさえ治りにくい中高年。老化で顎の骨も脆くなっていたら、悲惨な未来が見えてしまう。

そんな迷いを先生に打ち明けたところ、決定的にインプラントに傾く言葉を先生が放つ。
「実は先日、恥ずかしながら私も1本インプラントにしまして……」
先生の年齢は私よりも恐らく高齢。少なくとも同じくらいの世代であることは間違いない。先生からしてみたら、「私も中高年だけれど、まったく問題なくインプラント治療をした」と言いたかったのだろう。

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ネットのインプラント情報で再び不安になる

ネットでも調べてみたが、おおむね顎の骨に問題なければ年齢関係なくインプラントはできるらしい。顎の状態を確認する検査もするらしいので、ダメならそもそもインプラントはできない。

ただ、ネットには真偽不明の不安になるインプラント情報が転がっている。
「治療後ずっと顎の痛みが引かずに後悔している」とか「介護施設に入所したらメンテナンスができなくて大変」とか、検索の仕方の問題もあるが、むしろインプラントにして良かったという声を探すのが難しい。

ぐるぐるとネットの情報に振り回されながら、はっきりとした決断ができないまま、優柔不断な中高年は悩み続けることになる。

キレイな歯を諦めるには微妙な年齢

50歳にもなれば、特に異性の目を気にする年齢でもないし「不潔に見られなければいいんじゃないか」と思い込もうとしても、「歯抜け」「入れ歯」はインパクトがありすぎる。

私が若い頃は年寄りはみんな総入れ歯だったから、50代で歯がない人なんて珍しくなかった。しかし、今は時代が違う。歯に対する世間の目も厳しくなって、歯並びが悪ければ子どものうちに矯正をするのは当たり前になった。芸能人だけではなく、一般人も歯が命の時代に移り変わっている。

中高年世代になってもタバコやコーヒーで黄ばんだ歯をホワイトニングする人が増えているのも、歯に対する意識が高まっているからだろう。今の時代は、50代でもキレイな歯を諦めるのは少々早いのかもしれない。

笑えなくなった中高年の悩みは尽きない

部分入れ歯の画像

インプラントかそれ以外か、悩み続けた中高年の決断はどうなったのか?
結論を言えば、部分入れ歯を選択した。
「入れ歯?」と思われるかもしれない。でも、ぐるぐるとよーく考えた結果だ。


顎に穴を開けるインプラントや両サイドの歯を大きく削る必要のあるブリッジは、一度決断したら後戻りができない。その点、部分入れ歯は、金具を掛けるために両サイドの歯を少し削る程度で済む。つまり、部分入れ歯ならば、将来的にインプラントでもブリッジでも変更はできるからだ。

ネットでは、インプラントでもブリッジでもない新しい欠損した歯に対する治療法も紹介されている。
もしかしたら、あと数年したらインプラントよりも安全で安い治療法が主流になっているかもしれない。

とはいえ、部分入れ歯は、大きく口を開けると入れ歯の金具が目立つ。
そして悩める中高年は、歯のせいで笑えなくなった……

まとめ:加藤茶の掛け声「歯みがけよ!」は正しかった!

部分入れ歯にしてから約半年経過した今、私は「入れ歯」から「歯抜け」になった。
なぜなら、部分入れ歯をいちいちハメるのがめんどくさいからだ。

実際に部分入れ歯にしても、多くの人は付けるのを止めてしまうらしい。
再び振り出しに戻って、インプラントにするか、それ以外かに悩む笑えない歯抜け中高年になっている。

今思えば、幼い頃に「8時だョ!全員集合」のエンディングで子供に向かって叫んでいた加藤茶の言葉には共感しかない。
「ババンバ、バンバンバン!歯みがけよ!」ということで、また来週……否、また次回。

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